広い土手の一帯で鬼ごっこをしている。夫婦とその子供が土手の草むらから出てきて話している。疲弊した様子だが水を切らしているようだ。「そんな勝手に行くな」「僕が今囮にならなきゃどうするんだよ!」子供は危険な方へ全力で走っていく。父と母は呆然とそれを見つめていた。俺は水辺の方に近い草むらに伏せていた。向こうの方に白いオープンカーが止まっていた、そっちの方に這って進むとジャングルジム滑り台の上に人影が見えた。警戒したが関係ない人のようだ。二人で何か話しているが突然頭上で土の塊が次々と爆発してなんだ?と驚くと、遠くでピストン西沢が笑っていた。
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